ネット通販のアマゾンがきのうから医師が処方する薬「処方薬」の配送サービスを開始した。利用者はまず病院で診察を受け、電子処方箋をもらう。その処方箋をアプリに登録し、薬局を選択。ビデオ通話で薬剤師から服薬指導を受けると自宅に薬が送られて来る。提携先はドラッグストア「ウエルシア」など全国約2500の薬局。配送料は500円前後のところが多い。ただ、オンラインサービスには薬局側もコストがかかるため、小さな薬局は経営が厳しくなるとの指摘もある。東京都薬剤師会・高橋正夫会長は「将来的に街の薬局にいかなくても薬が手に入るとなると、だんだん薬局が減ってしまうことも懸念される」と話した。