ふるさと納税の駆け込み寄付は例年年末に起きているが、今年は今起きている。背景にあるのは仲介サイトを通じた寄付に対するポイントの付与が来月から禁止されること。制度改正をふまえて、仲介会社は利用客獲得へ新たな取組を始めている。ふるさと納税について街の人に聞くと「8月の下旬くらいにやった。制度改革があるということだったので駆け込みでやった」などと述べた。ある調査では回答者の約84%が今月末までに今年のふるさと納税を申請する意向だという(「ふるさと納税ガイド」より)。アマゾンが今日始めたイベントは、各自治体がそれぞれの魅力を来場者にアピール。ブースには山形県産のシャインマスカットや奈良県の三輪そうめんなどがあった。アマゾンジャパンの田中事業部長は「寄付者と自治体が直接話せる。地域への貢献ができれば」などとコメントした。ポイント付与の禁止を受け、さとふるは返礼品の拡充や配送時期の指定サービスを強化し利便性の向上に努めている。ふるさとチョイスを運営するトラストバンクが目指すのは独自性。3月からバスケットのBリーグと本格的な連携を開始。返礼品を手にしたファンが地域を訪れ地域の活性化につながるという。トラストバンクの広報担当・宗形さんは「独自の特徴を活かした品を開発して出していくことは多分今後はある」などと述べた。トラストバンクは他にも地域の高校生が自治体と連携して特産品などを返礼品として企画する取り組みをしている。
			
