特別天然記念物であるアマミノクロウサギの飼育・展示・研究を行う施設が大和村にオープンした。Quru Guruと名付けられたこの施設は大和村が8億円余をかけて建設したもので、獣医師1人が常駐し交通事故などで怪我をしたアマミノクロウサギを保護し治療・リハビリを行いながら人との共生に向けて展示も行われている。夜行性のクロウサギに配慮して照明で昼夜を逆転させる、生息環境を忠実に再現するため険しい山の斜面や人工の巣穴が設置されている。巣穴の様子はカメラで観察可能で、明らかになっていない生態の研究も行われる。夜の森を表現した展示室では車に引かれそうになる様子も含まれ身近な危険を学ぶことも出来る。