米国FRB(連邦準備制度理事会)・パウエル議長は14日、インフレ率の動向を見極めるため、政策金利は当面、現在の水準で維持する考えを示した。オランダで開かれたイベントに出席したパウエル議長は、1~3月のインフレ率が「予想以上に高かった」として、「引き締め的な政策が役割を果たすのを忍耐強く待つ必要がある」と強調した。今後の見通しについては、月次ベースのインフレ率は「去年の様な低い伸びに戻ると予想」も「確信の度合いは以前ほど高くない」と付け加えている。現時点のデータを踏まえると「次の政策変更が利上げの可能性は低い」と述べ、従来の考えを繰り返した。