米・トランプ大統領は17日、ウクライナへの軍事支援の見返りとして求めている鉱物資源の共同開発に関する協定について、来週24日に締結できる見通しだと明らかにした。この協定は2月の首脳会談で署名予定だったが、ロシアへの対応などを巡って激しい口論に発展したことから見送られ、その後も交渉が続けられていた。こうした中、ルビオ国務長官は17日、ロシアのラブロフ外相と電話会談を行った。米国務省によると、ロシアとウクライナの恒久的な和平実現に向けた米政府の構想を説明したという。この構想は全ての関係国に示されており、ウクライナと欧州各国から歓迎されたとしている。トランプ氏は「ロシアから今週中に連絡があるだろう」と話していて、ロシア側の対応を注視する考えを示している。