ロシア北方艦隊の大西洋での軍事演習と艦船のキューバ寄港について米国国防総省は通常の演習の一環で米国に直接的な脅威を突きつけるものではないという立場。ただ高精度のミサイル発射を想定した北方艦隊による今回の訓練について、米国ABCはこうした訓練は16年ぶりで明らかに挑発的な動きだと伝えている。ロシアは13日朝、フロリダの沿岸部からおよそ160kmの海域であからさまに軍事力を誇示している。キューバは、原子力潜水艦を含むロシアの巨大な4隻の艦船を歓迎している。この中には探知を回避できるとされる極超音速ミサイルを搭載できる艦船も含まれている。ロシアの艦船はキューバに到達する前から大西洋で軍事演習を行った。演習には、480km以上離れた敵への攻撃を想定したものも含まれる。ロシアの艦船が、ハバナ湾に停泊したことはあるがロシアは、このような軍事演習を長い間、行っていない。米国の国防総省は脅威はないとしているが明らかに挑発的な動き。米国とカナダの海軍は軍事演習の間ロシアの艦船を注意深く監視している。