イランとイスラエルの応酬は今後も続くのか。慶応大学・錦田愛子教授は「前回と同じように大規模な攻撃にイランが出ることはないと思う。国のメンツを維持することが重要。ヤクザ同士の殴り合いのような状況」と述べた。シリアのイラン大使館への攻撃を行ったとみられるイスラエル。背景には米国の影響力の低下があると話す。錦田教授は「対テロ戦争で軍を投じることが米国の政策としてリストから消えた今、(米国は中東を)抑えるつもりすらないのではという感じがする。批判を受け続けることで米国・バイデン大統領は大統領選挙で不利になっていく。それを回避するためにもイスラエルに対し苦言を呈している状況」と述べた。米国ではイスラエルを支援するバイデン政権への批判の声が高まっている。