手嶋氏が注目したのは米・大統領選について。バイデン氏の撤退によりハリス氏vsトランプ氏の一騎打ちとなった。CNN公表の有権者の支持率はトランプ氏49%、ハリス氏46%。一方35歳未満の支持率はトランプ氏43%、ハリス氏47%。全体としては接戦だと言えそうだ。弱い大統領と選挙戦を戦うと民主党の上下両院議員が自分が落選する可能性があるのでホッとしている。さらに米メディアが接戦を喜んでいる。民主党陣営が300億円という選挙資金の大部分をCM費に使用する。ところが消化試合だとメディアを観なくなってしまう。そういった点で米メディアはどの選挙でも接戦を望んでいる。激戦州(ウィスコンシン州・ペンシルベニア州・ミシガン州)をハリス氏が取れるかどうかが勝負どころ。一方のトランプ氏は米ファーストを掲げて激戦州の所得の低い白人労働者層をターゲットにしている。ハリス氏はマイノリティーの票を取れそうな候補ではあるものの肝心の外交安全保障政策・移民政策等では経験も実績も殆ど無いので相当厳しい局面に立たされる。今後もデッドヒートは続いていくと思われるとのこと。