アメリカ・バイデン大統領は連邦最高裁の判事について、現在の終身制をやめ、任期を18年と定めるべきだと訴えた。最高裁は、トランプ政権時代に3人の保守派の判事が指名され多数を占めることになり、2022年には人工妊娠中絶の憲法上の権利を否定した。大統領が最高裁判事を2年ごとに1人指名する仕組みを導入することで、「1人の大統領が将来世代に不当な影響を及ぼす可能性を減らすことができる」と訴えた。また、バイデン氏はトランプ氏が2020年の大統領選挙の結果を覆そうとした事件について、最高裁が免責を容認したことを念頭に、大統領在任中であっても犯した罪は免責されないことを明確にする憲法改正を求めた。