トランプ氏は来年1月に発足する新政権において、首席補佐官にスーザンワイルズ氏を起用することを発表した。トランプ氏は前回の政権の時には登用した人材の忠誠心がなかったことに苦言を呈している。首席補佐官というポストは約3年で3回変わって4人が務めている。首席補佐官に女性が起用されるのは史上初めてのことで、日本でいうと官房長官のポストにあたる。大統領首席補佐官は連邦政府を統括するホワイトハウスの官僚機構のトップで、大統領の側近中の側近とも呼ばれる。スーザンワイルズ氏は現在67歳。南部フロリダ州を拠点にして共和党政治家の選挙参謀などを長年務めてきた。大統領選においても非常に大きく貢献してきた。今回の大統領選においては陣営全体の共同選対本部長を務め、冷静な判断力から米国の政界では“氷の女”とも呼ばれている。