きょうの為替の見通しについて、山田修輔氏の予想レンジは150.50円~151.50円とし、あしたのCPI(消費者物価指数)待ちで大きくは動きづらい。きのう海外時間で円安が進んでいるため、東京時間は戻り売りがドル円には出やすいと解説した。注目ポイント「2026年から逆算するドル円相場」とし、アメリカ・トランプさんとしては、2期目なので2028年には引退になる。2026年の中間選挙で議会における共和党の優勢を維持し、2028年の大統領選に影響力を残し、トランプ政策継続に託したいと考えているのでは。政策の順序は2026年をにらんだものになるのでは。選挙の年に好景気、株高を持っていきたいと考えていると思うので、景気や株にマイナスになる政策は早いうちに出しておきたいとみるのでは。対円で見るとリスクオフを通じ一時的に円高につながるリスクもあるのでは。減税は議会の議論に時間を要し、効果は2026年が本丸ではないか。減税は景気にプラスで、資本が米国に集まり持続的なドル高につながる可能性もある。来年のドル円相場は、関税や移民政策を警戒し、いったん円高方向への調整が春先まで予想される。春以降は米国投資が加速し、円安に回帰する。来年末は160円とみているなどと解説した。