アメリカのニューヨーク・タイムズは16日、米ロ首脳会談後、トランプ大統領がヨーロッパの首脳らに対し、“ウクライナがロシアに東部2州を引き渡せば、すみやかな和平合意が可能”だとする考えを示したと報じた。プーチン氏は見返りとして、ウクライナの残りの地域で停戦し、再攻撃しないと書面で約束することを提示しているという。18日にトランプ大統領と会談予定のウクライナ・ゼレンスキー大統領は「まず停戦」の立場で、難しい判断を迫られる可能性も指摘されている。一方、ウォール・ストリート・ジャーナルは、トランプ氏がヨーロッパの首脳らにアメリカがウクライナに「安全の保証」を提供することに前向きであると伝えたと報じた。トランプ大統領はヨーロッパ主導の平和維持部隊を支援する可能性を示唆したが、アメリカ軍の駐留については明言しなかった。