アメリカのトランプ政権の関税措置をめぐり、赤澤経済再生相が訪問先のワシントンで閣僚交渉に臨み、来月半ばにカナダで開催されるG7サミット(主要7カ国首脳会議)での首脳間の接点も視野に早期の合意に向け閣僚間で緊密に協議を進めることを確認した。「前回以上に率直かつ突っ込んだやりとりを行うことができた。米国による一連の関税措置の見直しを改めて強く申し入れた」などと述べた赤澤経済再生相は日本時間の昨夜からけさにかけラトニック商務長官とUSTR(アメリカ通称代表部)のグリア代表とそれぞれ閣僚交渉を行った。この中で一連の関税措置を見直すよう改めて強く求めた上で、貿易拡大、非関税措置、経済安全保障面での協力などをめぐり意見を交した。赤澤経済再生相は「我が国にとって守らなければいけない国益があるので、早く合意できさえすれば良いというものではない」と語った。
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