米国史上最大の強制送還作戦を開始すると就任前から強烈なメッセージを発している。まもなく大統領になるトランプ氏。就任まで8時間を切る中、早速、世界を騒がせている。本来、ワシントンにある議事堂前の外で就任式が行われるはずだったが、あすは最高気温ですら氷点下予想（米国国立気象局より）。この事態に主役みずから会場を屋内に変更すると伝えた。支持者や大口の献金者らの前で演説を行ったトランプ氏。大統領に就任したら数時間で100余りの大統領令に署名すると発表。大統領令とは大統領が即座に行政命令を下せる権限のこと。やりたいことが100余りあるというトランプ氏。最も力を入れたいと話したのが不法移民への規制。トランプ氏は急増している不法移民によって国内の治安が悪化していると主張。強制送還など規制を強めるとしている。ほかにも有利な外交を仕掛けつつアメリカファーストを実現するため関税を強化。さらに、世界で地球温暖化対策に取り組むための協定からも再び離脱すると主張。そして、米国政府の透明性などを回復するため長年、謎に包まれていたケネディ大統領暗殺に関する機密文書なども公開すると語った。世論調査ではトランプ氏への支持は前回の就任時よりも高い結果に。経済回復を望む民意が表れていると見られる。