アメリカ東部時間4月1日にはNASAは50年以上ぶりに有人の月周回ミッションを打ち上げ、4人の宇宙飛行士が宇宙に10日間滞在する。今回のミッションでは1969年の月面着陸と同様にオーストラリアの通信技術が安全面とミッションの成功に重要な役割を演じる。あと数日で人類は再び月へ旅立つ。1人の人間にとっては小さな一歩だが、オーストラリアの役割は今世紀に入っても重要。アポロ時代オーストラリアはアメリカ以外ではアポロ計画を支援するもっとも多くの追跡ステーションを抱えており、当時不可欠な存在だったが、今回も絶対的に不可欠な存在。今回のアルテミス計画では高さ98mの巨大なロケットが打ち上げられ宇宙飛行士は月を周回したあとに地球へ帰還。科学的発見と探査のため人類を長期間月面に滞在させるための準備。危機の試験的使用と将来の着陸地点を探す。宇宙飛行士が地質学者の役割を果たし、数十か所の異なる場所を調べ、将来の着陸候補地点について情報を提供する。ティドビンビラにあるNASAのキャンベラ新宇宙通信施設はミッションの地上局3カ所の一つ。ほかはアメリカとスペインにある。3つの地上局が緊密に連携し観測の視点に隙がないようにしていく。やはりキャンベラにあるオーストラリア国立大学のコンタムオプティカルグラウンドステーションではレーザー通信で宇宙船からのデータを受信する。この技術により、月などからの映像を1960年代の粗いものから高精細映像へとかえられる。宇宙飛行士の帰還後も、オーストラリアはNASAの今後のアルテミス計画に関与していく。オーストラリアの月面探査車、第1号は2030年に計画されており、月面での植物栽培や鉱物資源の探査、月面実験、着陸地点のサポートなどオーストラリアの役割はさらに拡大していく。
URL: http://www.nasa.gov/
