宇宙関連企業COMSPOC・ポール・グラジアーニCEOは「宇宙空間の物体の特定・軌道の分析を手掛ける」と話した。望遠鏡の観測データ、宇宙船の周波数など膨大な情報から数センチ以上の物体ならば把握できるという。去年7月中国が高度約3万6000キロの静止軌道で人口衛星への燃料補給を世界で初めて成功させたのを観測した。今まで燃料が尽きた時点で寿命とされてきたが、中国の給油宇宙船「SJ-25」が燃料不足の人工衛星「SJ-21」にドッキング、燃料補給しSJ-21の活動を継続させたと分析している。衛星は活動を大幅に延長できるためゲームチェンジャーになるとも言われている。グラジアーニCEOは「中国は信じられないほどの能力を極めて短期間で開発している。莫大な資金や人材を大量に投じ宇宙制御システムを開発する意欲と能力を兼ね備えている」と話した。国家主導の中国に対し、米国は異なるアプローチをしている。その一つが民間企業との連携強化だ。カリフォルニア州の企業はロケット製造から打ち上げまで一貫して手掛け米国防総省が去年1300億円規模の契約を結んだ。Rocket Lab打ち上げ部門・ブライアン・ロジャーズ副社長は「アメリカ政府は大規模な能力開発を進め、(民間)企業に注目する手法を選択している」と話した。2つ目は同盟国との連携だ。元国防総省情報・安全保障担当は“日本との協力も今後さらに重要に”と強調した。CSIS(戦略国際問題研究所)・カリ・ビンゲン氏は「我々が目指すべきは長年のJAXAとNASAの民間パートナーシップを基盤に防衛・安全保障などの分野で商業活動を通じてその関係をさらに深めていくことだ」と話した。
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