いよいよきょう、米国の野球殿堂入りが発表。先週、日本の野球殿堂入りを果たしたイチロー(51歳)は「動けなくなるまで野球と携わって、日本野球の力になりたい」と語っていたが、日本選手初の偉業となる米国の野球殿堂入りの発表もおよそ2時間後に迫っている。米国の野球界では最高栄誉である殿堂入りは、メジャーで10年以上プレーし、引退から5年が経過した選手が対象。記者の投票で、全投票数の75%以上を集めると殿堂入りとなる。ただノミネートされるのは10回までで、さらに得票率が5%を下回ると殿堂入りの資格を剥奪されてしまう。かつてメジャーで2度のノーヒットノーランを達成した野茂英雄やワールドシリーズのMVPに輝いた松井秀喜は資格を失った。狭き門なだけに、ノミネート1年目での選出は「スーパースターの証し」。2001年、日本のオリックスからメジャーリーグのシアトル・マリナーズに移籍したイチロー。デビュー1年目に新人王とMVPを獲得。2004年にはシーズン最多の262安打。メジャー通算19年で3089安打、ゴールドグラブ賞10回、オールスター10回選出。唯一満票での殿堂入りはヤンキース・マリアノ・リベラ。メジャー通算652セーブでギネス世界記録、5度の世界制覇に貢献。アジア人初、史上2人目の満票でのアメリカ野球殿堂入りとなるか注目。