新潟県燕市にある「ATRヤマト」は、工業製品のデザイン・設計・受託生産や輸入品の検品などを行っている。会社の倉庫には自社開発中の超小型自家用飛行機「ライト・スポーツ・エアクラフト」がある。同社は吉田社長が飛行機の開発を夢見て2007年に設立したとのこと。吉田社長はアメリカでの航空法の改正で「ライト・スポーツ・エアクラフト」のカテゴリーが生まれたことを受け、そこに大きな可能性を感じたという。そしてものづくりの街として名高い燕三条に会社を設立したとのこと。ただ日本では飛行機作りに対して理解されないことが多く、資金集め等には苦労したという。また日本では法整備が進んでおらず、ライト・スポーツ・エアクラフトは試験飛行しかできないとのこと。吉田社長は「このカテゴリーを国内で広めて運用していかないと航空分野の裾野が広がらないので、日本でも導入していただきたい」などと話した。