牛丼チェーンの松屋はきのうから「牛めし(並盛)」を400円から430円に、「牛焼肉定食」を790円から840円に引き上げるなど約40品目で10円から100円値上げした。原材料価格や人件費などの上昇が影響しているという。農畜産業振興機構の調査によると、米国産冷凍牛バラ肉の5月の平均価格は前年比63.7%値上がりしたといい、松屋では1都6県できのうから深夜料金を導入。食べ放題もある都内の焼肉店でも今年2月から仕入れ価格が上がりしたため、今月から「食べ放題スタンダードコース」を4378円から4990円に値上げした。帝国データバンクによると、今年発生した焼肉店の倒産件数は6月までに20件と過去最多となる2019年の26件を上回るペースとなっている。