レゾナック・ホールディングス・高橋社長に話しを聞く。一番大切にしていることは人材育成。人材育成の外資系企業と日本企業の違いについて、「GEは経営の教科書みたいな会社で、戦略などを学ぼうを思って入ったら、一番の違いが人事とHRだったところに驚いた」などと話し、日本の人事は制度や組合との対応、オペレーション、不平等をなくそうというところに注力するが、GEのHRは人材育成、リーダーシップトレーニング、後継者の育成、文化の熟成、価値観の共有にすべてをかけていたなどと説明し「もし日本で経営できることがあれば日本の会社のそれを変えたいなと思った」などと話した。就任時からパーパス・バリューを大切にしようという話しをしていて、従業員には会社のパーパスと4つのバリューを大切にする人間になろう、これを共有しようということを年に70ほどの拠点をまわり直接伝えているそうだ。また「経営者の覚悟と信念は大事だと思っている。最後のゴールはレゾナック前とレゾナック後と言われること」などと話した。