きょうの東京株式市場。ニューヨーク市場での株価の下落を受けて全面安の展開となり、日経平均株価は一時1500円を超える急落となっている。3日に米国で発表された製造業の景況感を示す指標が市場の予想を下回り、ニューヨーク市場ではハイテク関連銘柄の多いナスダックなど主要な株価指数がそろって下落した。東京市場では先月5日に日経平均株価が4400円を超える過去最大の下落幅を記録したあと株価は持ち直してきたが、米国の景気の先行きへの懸念が再燃した形。市場関係者は再び米国の景気動向に一喜一憂する展開となっている。今週は米国の雇用統計など重要な経済指標も相次いで公表されるため、いったん利益を確保するための売り注文も膨らみそうだと話している。