きょうの株価の見通しについて朝日ライフアセットマネジメント・武重氏が解説。武重氏の予想レンジ:33500円~35000円。注目ポイント“年初来のファクター動向”。ファクター指数のリターンを比較すると、低リスクファクターの最小分散や小型株などが上位、バリューとグロースの比較では去年に引き続きバリューが優位だったが去年トップだったモメンタムが下位に沈む一方、最下位だった最小分散がトップとなり、ファクターの物色が大きく変化。この状況について、投資家が景気に対する見方を大きく変化させていつことがうかがえる。アメリカ株では去年はグロースとモメンタムが好調だったため同様にファクターの物色が大きく変化しており、最小分散や高配当利回りが上位となったため景気が後退期に向かうとの見方を投資家が強めていることがうかがえる。トランプ関税が今後厳しい内容で実施される場合、減速期や後退期に有効なファクターの優位が続くと考えられる。トランプ関税が緩和方向に進む場合には、モメンタム株やグロース株の反発がみられると予想。