アメリカのハーバード大学はトランプ政権が要求した監視強化などについて14日、「政府の法的権限を越え憲法で保障された大学の権利を侵害する」として受け入れられないと拒否する声明を発表した。その上で助成金の打ち切りは「わが国の経済的安定や活力を危険にさらすことになる」と懸念を示した。トランプ政権は先月末、ハーバード大学に対して、入学選考などで多様性の重視をやめることや、反ユダヤ主義とされる活動をした学生の処分を求めていて、1.3兆円にのぼる助成金の継続条件となっていた。CNNは「政権の要求に抵抗した初めての名門校になった」と報じている。