続投意向の石破首相の真意はどこにあるのか。参議院選挙の敗北を受け、自民党では少なくとも12の県連が相次いで退陣要求。青年局も即時退陣を求める声が大多数とのこと。茂木前幹事長は「スリーアウトチェンジみたいな状態」とコメント。去年の衆議院選挙、今年の都議選、先日の参議院選挙を意味する。ただ、石破首相は選挙翌日に「関税措置、物価高、自然災害…国政に停滞を招かない」と続投を宣言。2日後には日米関税交渉が合意。午後に一部で退陣報道が出るが、これについても否定した。同日に首相経験者と会談があったが、この場では「政権どうするのか」「党の分裂はまずい」との話があった。ただ、会談後に石破首相は「出処進退について一切話は出ていない」と説明。また、きのうのNHK番組でも改めて続投への強い意向を示している。政治ジャーナリスト・田崎史郎氏は「辞めない理由は”使命感”。アメリカとの今後など政府が抱えている懸案を確立させないといけないと思っている」と指摘。一方で野党の不信任決議案提出に関しては「不信任決議案を出せば解散・再び選挙の可能性もあるが、野党は準備がまだできていない。おいそれと出せないのではないか」と指摘した。