大統領専用車両「ビースト」について。きのうもトランプ大統領の都内での移動に使われた「ビースト」。大統領が海外を訪問するたびに大統領を警護するシークレットサービスによってアメリカから輸送機で運ばれる。こちらも内部は詳しく公開されていないが、非常に豪華なつくりとなっている。各国の首脳を「ビースト」に招くことで交渉をうまく進める狙いがあるという。今年8月にアラスカでロシアのプーチン大統領と会談した際には、プーチン氏と一緒にビーストの後部座席に座り、親密さをアピールする場面も。「ビースト」は防御力もすごいと言われており、ドアの総重量は9トンと通常の高級リムジンの約4倍。窓も通常の防弾ガラスが1~6センチなのに対し13センチほどあるという。他にも催涙ガスが発射できる他、油をまいて追いかける車両を制御不能にしたり、生物化学兵器の襲撃に備え密閉構造になっているという。
