ワールドシリーズ。7回裏、ドジャースがリードし、大谷翔平はフォアボールで出塁し、その後、盗塁を仕掛けた。大谷はタイムアウトを要求し、左腕を押さえて苦悶の表情を浮かべた。トレーナーが慌てて駆け寄ったが、そのやり取りをテレビ中継の音声が拾っていた。大谷はトレーナーに左腕を支えられ、苦しそうな表情でベンチ裏へ戻っていった。昨日の試合後、ロバーツ監督によると、左肩の亜脱臼だという。関節の骨が部分的にずれることで、1週間ほどで痛みが無くなることも多い。なぜ負傷したのかについて川崎は「加速がうまくいかなかった。最後のスライディングがいつもより遠くなった。左腕に大きな負荷がかかった」と3つ分析している。第3戦の大谷の出場の可能性について、ベースボール&スポーツクリニック・馬見塚尚孝氏によると「精密検査の結果次第では手術の必要があり復帰は難しいが、関節の可動域もよく、力も入るということなので、手術の必要はなく、引き続き試合に出場出来る可能性もある」と見ている。今後の試合出場について五十嵐は「本人の痛みがどれ位かによるが、多少の痛みなら無理しても出場するのでは…」と指摘。川崎は「ニューヨークに帯同するなら3連戦中に出場する可能性もあるが、無理はしないで欲しい」と指摘。山本由伸の好投を振り返った。ワールドシリーズ第2戦:ドジャース4−2ヤンキース。山本由伸の第2戦の投球6回3分の1、被安打1、4奪三振、1失点で、日本人で2人目のワールドシリーズでの勝利投手となった。山本の好投にファンはスタンディングオベーションで称えた。山本由伸の次の登板は11月2日と言われている。