MLBワールドシリーズ第5戦・ヤンキースタジアム:ドジャース7−6ヤンキース。ワールドシリーズ第5戦は、約5万人のファンが詰めかけた頂上決戦。始球式でマウンドに上がったのは、2009年ワールドシリーズMVPに輝いた松井秀喜。2戦目で左肩を負傷した大谷翔平はきょうもスタメンに名を連ねる。1回裏、ジャッジがついに目覚め、ワールドシリーズ初アーチの2ランホームラン。さらに4回には守備でジャッジがスーパーキャッチ。フェンスに激突しながらもボールを離さず執念を見せる。ところがヤンキース5点リードの5回、ジャッジがセンターフライをまさかの落球。このプレーで流れは一転、ドジャースが満塁のチャンスを掴む。ベッツの打球はファーストへの当たりとなったが、ピッチャーがベースカバーに入らずタイムリー内野安打に。さらにドジャースは打線がつながり、ベッツからの3連打で一挙5得点。試合は5−5の同点となる。両チーム1点ずつを加えて迎えた8回。得点圏にランナーを置き大谷はの打球はファウルとするが、キャッチャーミットがバットに当たり打撃妨害に。大谷は一塁へ進み満塁となる。続くベッツの打球はセンターへ。犠牲フライでドジャースが勝ち越し、最大5点差をひっくり返す。そして1点リードの9回2アウト、見事、ドジャースが大逆転勝利。大谷もグラウンドに飛び出し、メジャー7年目で悲願の頂点に。ドジャースが4勝1敗で4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに輝いた。そして今シーズン4回目のシャンパンファイトでは、山本由伸とともに喜びに浸る。ロサンゼルスにあるスポーツバーで、固唾をのんでその瞬間を見守っていたドジャースファンは、優勝が決まるとお祭り騒ぎ。さらにニューヨークのヤンキースタジアム前でも、ドジャースが優勝したことを受け、ヤンキースタジアム前ではファンが歓喜の声を上げている。一方、地元で敗北を喫し、優勝を逃す形となったヤンキースファン。