イオンがコード決済「AEON Pay」とタッチ決済「WAON」の統合による新しい決済サービス「新AEON Pay」を発表した。2種類の決済サービスをまとめることで「AEON Pay」のコード決済残高の移行が可能となり、タッチ決済の利用もできるようになった。アプリ1つで利用シーンに合わせ支払い方法が選択でき、利用者の利便性向上につなげる狙い。他にも三井住友カードの「Olive」とソフトバンク傘下「PayPay」が連携。NTTドコモが住信SBIネット銀行を買収するなど「経済圏」を拡大しようとする動きが激しくなっている。今回の統合で「新AEON Pay」は利用箇所が約430万カ所と1.4倍に拡大。海外利用も可能なだけでなく、将来新たな決済システムの構築も目指したいとしている。イオンフィナンシャルサービス決済商品本部・橋本壮一郎本部長は「手のひら認証の決済を導入したい。うまくいけば全国とかグループ以外でも展開していきたい」と語った。イオンは2030年度までにコード決済市場でシェア1位を目指すとしている。