ロンドンからの中継。英国のメディア各社は先ほど、投票の終了と同時に出口調査に基づく各党の獲得議席の予測を伝えた。公共放送BBCは議会下院の650議席のうち、最大野党・労働党が410議席を獲得する見通しだとしている。過半数の326議席を大きく上回り、前の206議席から2倍近くに増えるという予測。一方、スナク首相を率いる与党・保守党は131議席にとどまり、前の345議席から大幅に減らすとしている。開票作業はこれから英国各地で始まり、順調に進めば日本時間の午後にはほぼ終わる見通し。労働党の議席数が過半数の326議席に到達した時点で14年ぶりの政権交代とスターマー党首が次の首相に就任することが決まる。今回の選挙戦ではイギリスの経済や公的な医療サービス、それに移民問題などが争点となった。国民の多くの生活実感がよくなっていないことや相次ぐ政権の不祥事に対する不満などから保守党の支持率は低迷し、有権者は変革を選んだ形となった。