バイデン大統領がNATOの首脳会議などに出席するためヨーロッパに向けて出発。日本時間の10日朝に最初の訪問国イギリスに到着した。両国の関係強化に向けてチャールズ国王と面会するほかスナク首相と会談。その後はリトアニアに移動し、ウクライナへの支援が主な議題となる見通しのNATO首脳会議に出席する。バイデン大統領は9日放送されたCNNテレビのインタビューで、ウクライナが目指すNATOへの加盟には時間がかかるとの見通しを示した上で、加盟までの間は必要な武器を供与するなど、安全保障上の別の枠組みを提供できるという考えを明らかにしている。今回の会議ではウクライナに対する支援の継続を確認し長期的な防衛力の強化に向けて議論をリードしたい考え。またスウェーデンのNATO加盟を後押しするほか、首脳会議の後は4月にNATOに正式加盟したフィンランドを訪問し北欧の首脳たちとの会議にも臨む予定。