フジワラキャピタル・土屋剛俊の解説。日本の超長期債(30年債利回り、20年債利回り)が動き出した。ショックが起きないかが心配。2022年、イギリス・トラス首相が「減税」について発言したことで市場が暴れ、首相は就任44日で辞任を余儀なくされた(トラスショック)。アメリカですら債券市場が財政リスクに反応し始めている。日本の債券市場は、日銀の大量購入などで市場機能は歪められてきた。このところ、日銀が正常化に舵を切っているため財政リスク懸念が浮き彫りになっている。著名投資家・ウォーレン・バフェット氏の格言「潮が引いた時に初めて誰が裸で泳いでいたかわかる」を紹介(相場の下落局面こそ正しい投資をしていたかどうか分かるとの意味)。