翌日、家族は対岸の河原で待っていて、取材班はロメウ氏に3つの質問をして欲しいと事前に要望していた。「文明側の人間をどう思うか?」、「何故、人を殺めたのか?」、「幸せなのか?」で、家族は「あなたたちは怖い。あなたたちが先に殺した。幸せは分からない」と答えたという。政府はその後も家族との接触を継続するも、それから3ヶ月後、家族は森の奥へと消えていった。それ以降、一度も姿を見せてはいない。
イゾラドは数年で地上から姿を消すと専門家は予測していて、文明と未接触の人間を人々はイゾラドと呼び、凶暴で野蛮なマシュコピーロと名付けた。だが、彼らが自らをなんと呼ぶのか、文明人の我々は杳として分からない。文明化された社会が森を飲み込んだ時、イゾラドはどうなるのか。未知なるものを失いながら、大アマゾンは1つの色に染められていく。
イゾラドは数年で地上から姿を消すと専門家は予測していて、文明と未接触の人間を人々はイゾラドと呼び、凶暴で野蛮なマシュコピーロと名付けた。だが、彼らが自らをなんと呼ぶのか、文明人の我々は杳として分からない。文明化された社会が森を飲み込んだ時、イゾラドはどうなるのか。未知なるものを失いながら、大アマゾンは1つの色に染められていく。