スペイン・メホラダ・デル・カンポには知る人ぞ知る大聖堂がある。この大聖堂はフスト・ガジェゴ・マルティネスさんが60年以上かけ1人で作り続けているもの。建設の許可を取らず勝手に大聖堂を建てているので、違法建築だという。マルティネスさんはカトリックの修道士だったが結核にかかってしまった。修道院を出ないといけなくなり、その代わりに大聖堂を作ろうと思ったという。しかし当時をしる関係者によると、度を超えた断食修行や周りの輪を乱してばかりだったため追い出されたという。1961年、36歳のマルティネスは1人で大聖堂を作り始めた。たまたま親が金持ちだったので親が残してくれた広大な土地に大聖堂を建設。最初は地下室から始め、7年後、外壁を作り始め、14年後、大聖堂の正面入口が完成。26年後外周壁が完成。どうしてもできない作業があるときは土地を切り売りし人を雇ったという。使用される材料の大部分は廃材や不用品。街を回っていらないものをもらっている。建築に関しては全くの素人だった。