イギリス・ファンボローで始まった国際航空ショー。注目は日本・イギリス・イタリアで共同開発が進められている次期戦闘機のコンセプトモデル。去年3月に日本で展示された模型と比べると翼の形に変化が。イギリス企業の担当者によると、表面積が大きくなることで速度や航続距離が向上するという。政府が進めるイギリス・イタリアとの次期戦闘機の共同開発。岸田総理は参議院予算委員会で「英・伊は調達価格の低下等に向けて完成品の第三国移転(輸出)を推進することを貢献の重要な要素と考え、我が国にも同等の同様の対応を求めている」と発言。次期戦闘機を別の国に売って利益を出すことで開発コストを抑えたいイギリス・イタリアと足並みを揃えないと不利な立場になるということのようだ。当初、次期戦闘機の輸出に反対していた公明党は、輸出先を戦闘が行われている国を除くことなどの「歯止め」を設けることで輸出解禁を容認。今年3月、政府は次期戦闘機の第三国への輸出解禁を閣議決定した。木原防衛大臣は昨日イギリスとイタリアの防衛大臣と会談。2035年の次期戦闘機の配備に向けた連携継続を確認した。