スペインオオヤマネコは世界で最も脅威にさらされている動物の一つ。2001年世界中にいるスペインオオヤマネコは100匹未満であると警告が出され、個体数を回復する対策がとられた。20年経ち、その結果が出ている。飼育センターのコーディネーターは「2003年から遺伝子保護のプログラムが始まった。飼育された状態で生まれた動物が野生で生きているだけでなく、繁殖まででき、2000匹ほどが確認され絶滅危惧種ではなくなった」と話す。しかし脅威はまだ続く。1種類の動物が脅威を2つ下げたのは史上初。イベリア半島全土に生息するようになることが課題だという。