沖縄・石垣島の“幻の酒”「イムゲー」。松相遼、ザ・ローリングモンキー・カツキが「イムゲー」を復活させた酒造会社を訪れ、幻の酒をいただく。酒造所社長・漢那憲隆さんは「イムっていうのは沖縄では芋のことを指すんですよ」と話した。イムゲーの主原料は沖縄名産の紅芋。一般的な芋焼酎に比べスッキリとした味わいに仕上がるそう。黒糖を加えて発酵させることで独特の香りが生み出される。漢那さんは「(昔は)庶民は泡盛ではなくイムゲーを飲んでいました」と話した。泡盛は上流階級しか口にできず、毎年台風に襲われる沖縄では泡盛原料の米は貴重だったため、庶民が目をつけたのは芋だった。イムゲーは庶民の自家用酒として親しまれるようになった。イムゲーは感じで書くと「芋下」となる。そんなイムゲーに異変が起きたのは琉球王国が沖縄県となった明治時代だった。自家用酒の製造が禁止され、厳しい摘発も行われ、イムゲーは姿を消した。イムゲー消滅から1世紀、漢那さんは県の研究機関や酒造所2社と共同で研究開発を行い2018年、ついにイムゲーを蘇らせた。漢那さんが黒糖を使ったイムゲーの飲み方をおしえてくれた。漢那さんは「沖縄の地酒といえば泡盛ですけど、第二の地酒にしたいなと思っています。お酒の消費量を増やしてお芋の生産を増やすというのをやっていきたい」と話した。イムゲーは名産品の紅芋と黒糖をふんだんに使っているため、沖縄の農業を活性化することも期待されている。イムゲーはインターネットなどでも購入できる。
