津和野町邑輝の山あいにある堀庭園は、江戸時代に幕府から銅山の管理を任されていた堀家の屋敷内に整備された庭園で、国の名勝に指定されている。客殿に面した約300坪の庭園には、樹齢300年以上のイロハモミジやイチョウなどが植えられ、赤や黄色に色づいている。庭園を管理する津和野町の教育委員会によると、ことしは10月も暖かい日が続いたため、例年より10日ほど遅れて紅葉が見頃を迎えたという。きょうは県外から訪れた人たちが紅葉を写真におさめ、客殿からの眺めを楽しんでいた。紅葉の見頃は今月末まで続く見通しで、30日までは閉園後の日没から午後10時までライトアップも行われるという。