遺跡から伸びる石畳の道が森の奥へと続いている。こうした道が何本もマチュピチュから各地へと伸びていた。そのうちの1本がマチュピチュの裏手の崖の下に続いていた。崖を削って道を開いたのではなく、石を積み上げて築かれていた。石組みがなく木の橋がかけられた場所もある。いざという時には丸太を外し侵入者を防いだと言われている。インカ帝国はアンデス一帯に総延長4万kmにも及ぶ道を張り巡らせた。インカは周辺の王国やその文化を支配しながら道を整備していった。チムー王国で作られた土器もインカ道を通ってマチュピチュへと運ばれた。インカ道の一部は今も歩くことができる。
