今回のお悩みゴルファーはインスタントジョンソン・ゆうぞう。ベストスコアは80だが2014年に記録したもので、10年更新していないという。ツアーコーチの第一人者でスイングのスペシャリスト・内藤が指導する。まずは内藤が現在のスイングを分析する。ゆうぞうは左手の親指を痛め、半年前からベースボールグリップに挑戦中だという。内藤はベースボールグリップについて、雑巾絞りのように両手を内側に捻ってグリップすると説明した。また丸山茂樹プロによれば、左手はグリップの上に乗っけた親指を外すだけだという。内藤はスイングについて「クラブフェースの向きの管理にあまり意識がない。体が回っていなくて、右脇を開けてクラブを上げている」と話した。そこでクラブカバーを右脇に挟んで練習する。スイング中はボールの右側をぼんやり見るのがポイントだという。レッスン前は構えの段階でボールを真上から見るように構えていたゆうぞうだが、インサイドブローのアッパー軌道で打つドライバーではボールの右側を見るように状態を傾けて構える。これまでのポイントを意識して打ったのを見て内藤は「トップがちょっと大きい。右耳の横に右手が来るくらい」などとアドバイス。小さいトップだと右重心のままスイングできるという。