大阪に本社があるダイキンはことし創業100年を迎えた。1924年に飛行機のエンジン冷却装置ラジエーターチューブを製作。1934年に日本初の冷凍機を開発。日本で初めて電車に冷房として搭載されたことから、飲食店や商業施設にエアコンが普及した。テレビ東京がある六本木グランドタワー、千原ジュニアが大好きな恵比寿のイタリアン「バンデルオーラ」もダイキンのエアコンを使っている。日本だけでなく、世界170以上の国と地域で使われ、エアコン売り上げランキングは世界1位。国や地域のニーズに合わせたエアコンを展開。環境問題への関心が高いヨーロッパではデザインにこだわった。2022年のワールドカップカタール大会で導入されたのが幅10mの超巨大エアコン。1台でルームエアコン約3000台分のパワーだという。会場は22℃前後にキープされ、日本がベスト16に進出できたのもダイキンのおかげかもしれない。