- 出演者
- 内村光良 大竹一樹(さまぁ~ず) 千原ジュニア 池田美優
総資産約19兆円マイクロソフト創業者ビル・ゲイツがベタ惚れした企業が東京・大田区の中原街道沿いにあるアルプスアルパイン。この会社が作っている製品がクイズになった。正解はタクトスイッチ。わずか5mmほどの大きさのボタンが付いた精密機械。ボタンを押すと電気が流れて物を動かせる小型スイッチ。洗濯機、車の鍵、部屋の灯り、トイレ、エレベーター、自動販売機など、あらゆるボタンに使われており、その数は250種類を超える。1965年に日本初の電子卓上計算機用キーボードを開発。価格は約38万円だった。この技術に目をつけたのがビル・ゲイツだった。Windows1.0のマウスに使いたいと工場まで来て、社員の前でスピーチして1人1人と握手したという。1983年に日本初のマウスを発売し、多くのマウスにアルプスアルパインの技術が採用されている。
アルプスアルパインの技術に惚れたもう1人の超大物がクイズになった。正解はスティーブ・ジョブズ。約12kgあったフロッピーディスクドライブをもっとスマートにしてほしいとの依頼を受けたアルプスアルパインは約2kgの小型ドライブを開発。ジョブズは「セクシー」と驚嘆したという。
東京・立川市にあるジャムコが世界シェア40%を誇るのが飛行機の機内食を保管・準備する厨房設備「ギャレー」。設計からムダを省き、軽くて丈夫な素材を開発。約7mある部品を約15kgと女性ひとりでも持てるまで軽量化した。
東京にはアルプスアルパインやジャムコのような世界が注目する隠れたスター企業があるが、他の46道府県にも隠れたスター企業がある。福岡県の日之出水道機器は水だけが飛び出す安全なマンホールを開発した。今回は東京と東京以外にわけてスター企業を紹介。最も衝撃を受けた企業を内村光良が選出する。
大阪に本社があるダイキンはことし創業100年を迎えた。1924年に飛行機のエンジン冷却装置ラジエーターチューブを製作。1934年に日本初の冷凍機を開発。日本で初めて電車に冷房として搭載されたことから、飲食店や商業施設にエアコンが普及した。テレビ東京がある六本木グランドタワー、千原ジュニアが大好きな恵比寿のイタリアン「バンデルオーラ」もダイキンのエアコンを使っている。日本だけでなく、世界170以上の国と地域で使われ、エアコン売り上げランキングは世界1位。国や地域のニーズに合わせたエアコンを展開。環境問題への関心が高いヨーロッパではデザインにこだわった。2022年のワールドカップカタール大会で導入されたのが幅10mの超巨大エアコン。1台でルームエアコン約3000台分のパワーだという。会場は22℃前後にキープされ、日本がベスト16に進出できたのもダイキンのおかげかもしれない。
東京都大田区東糀谷にあるクマクラは創業53年。従業員は約20人、どこにでもある町工場のようだったが、コンビニおにぎりの海苔に無数の穴を開けるマシンを開発。全国3万店で導入されている。穴は肉眼では見えないほど小さく、海苔の繊維を断ち切ることで噛み切りやすくなるという。
明治は第一次世界大戦中の1916年に創業。アーモンドチョコレートのアーモンドは生産量世界一アメリカ・カリフォルニアで栽培。ツリーシェイカーという機械で一気に収穫することでベストタイミングで収穫できるという。木を豪快に揺らし、わずか5秒で4000個以上を収穫。このスピードによって最高鮮度のアーモンドを傷つけず収穫できる。その中から厳しい基準をクリアしたアーモンドを選別して使用し、高温でじっくり直火ローストすることでカリカリ食感が生まれていた。
神奈川県横浜市に本社があるサカタのタネは花・野菜の種を製造。その数は日本国内だけで約1850種類。世界170か国以上で販売され、年間連結売上高は約770億円。ブロッコリー種子の世界シェアは約65%。農林水産省は2026年からブロッコリーを指定野菜に追加すると発表。指定野菜が追加されるのは約50年ぶり。神戸空港には巨大なブロッコリーのオブジェが設置され、恵比寿にブロッコリー料理が名物「ブロッ&コリー」がオープン、平野レミがブロッコリーで天下を取るなど、ブロッコリーが一大ブームとなっている。ブロッコリーは栽培が難しく、一度に収穫できないため農家から敬遠されていた。そこでサカタのタネは丈夫なブロッコリーをかけ合わせ、形・育つスピードが均一な品種を開発。アメリカを皮切りに世界に進出した。
味千ラーメンは熊本から世界へ進出し、15カ国に645店舗を構える。海外店舗数は世界1位。サイドメニューが100種類以上あり、各国の食文化に合うことから、ラーメン店ではなく、ジャパニーズレストランとして知名度が高い。スタジオのさまぁ~ず大竹はグアムで食べた味千ラーメンが超うめえと語った。
スタジオで味千ラーメン(800円)を試食。ニンニクのきいた味が特徴、中太麺の熊本豚骨ラーメン。味千ラーメンは熊本から世界へ進出、南米のコロンビアやベネズエラにも店がある。
愛知県豊川市の新富士バーナーはコンロやランタンなどのアウトドアグッズを製造、SOTOというブランド名で販売。千原ジュニアのYouTubeでも至る所に登場している。パリ五輪の聖火リレーで使われた2000本のトーチの燃焼部全てに新富士バーナーの技術が使用されていた。聖火は1時間に50mmの大雨や風速17m/sの突風でも消えないことが絶対条件。それを可能にしたパリ五輪・パラリンピックで使用された新富士バーナー製の燃焼部を見せてもらった。外に出ている炎とは別にトーチの内部にプラチナを燃やした予備の種火を作る「触媒燃焼」によって火が消えないという。
東京・板橋区のファースト電子開発は従業員たった5名の無線機などを扱う会社。1/1000秒を即座に表示する装置を開発した。ピストル振動音を捉えてゴールタイムを無線で表示機に伝送するという。無線技術に長けた企業だからこそ可能になった。それまではピストルの煙を見てスタート、ゴールしたらストップしていたスポーツ界に大革命を起こした。パリ五輪では1位と2位が9.79秒で同着。写真判定の結果、アメリカのノア・ライルズ選手が金メダル、ジャマイカのキシェーン・トンプソン選手が銀メダル。速報タイムは9秒78だったが、1位は9秒784、2位は9秒789。公式タイムは切り上げて9秒79となった。1000分の1秒まで計測表示できるシステムを世界で初めて開発したのがファースト電子開発だった。陸上だけでなく、スキー、自動車レースなど世界市場で70%のシェアを誇る。JAXAと提携し、H-IIAロケットから切り離された人工衛星を操作する通信機器も開発した。なすなかにし・中西はボクがMEN’S NON-NOの表紙を6か月連続で飾るぐらい凄いと例えた。
12月12日から22日までテレ東系経済WEEK。15日夜は「池上彰の激動!世界情勢SP ~マネーと人はどこへ向かう?~」。
タカラトミーがJAXA等と共同開発した変形型月面探査ロボット「SORA-Q」は月面の撮影に成功した。同じサイズの1/1スケールモデルを発売。スマートフォンで操作できる。スタジオで試してみた。
タカラトミーがJAXA等と共同開発した変形型月面探査ロボット「SORA-Q」の1/1スケールモデル「SORA-Q Flagship Model」をスタジオで体験した。おもちゃについているカメラの映像がリアルタイムで見られる。
みちょぱも馴染み深いカネカが作っているものがクイズで出題。正解はエクステ。カネカロンはオリジナル合成繊維によって人の髪のような手触りを実現、世界で爆発的大ヒットとなった。アフリカ女性7億人中、1億7500万人が使っているという。
TVerの告知。
- キーワード
- TVer何を隠そう…ソレが!
愛知県蒲郡市の山八歯材工業は人工歯を扱う歯科材料メーカー。世界シェアは2位。世界一硬いといわれる「かつお節」を粉砕してしまう丈夫さが大絶賛され、世界90ヵ国以上で流通している。アジアではNo.1シェア。
内村光良が最も衝撃を受けたNo.1スター企業を発表。スタジオで試食した「味千ラーメン」が選ばれた。
- キーワード
- 味千ラーメン