インドの総選挙はきのう開票が行われた。選挙管理委員会によると日本時間のきょう午前9時までに543議席すべてが確定し、モディ首相率いる与党・インド人民党を中心とした与党連合は293議席を獲得して過半数を維持した。モディ首相は今後3期目の政権維持に向け連立与党内での協議を急ぐものとみられる。ただ与党・インド人民党単独では議席を大幅に減らして過半数を割り込む240議席にとどまった。モディ政権のもとで高い経済成長が続いた陰で経済格差や失業問題が深刻化したとする不満が農村部を中心に表れたとみられている。野党連合は大きく議席を伸ばし、最大野党・国民会議派のラフル・ガンジー氏は野党連合として政権樹立を目指していくのかなど今後の対応についてほかの野党と協議していくとみられる。