この春、北海道の家畜市場で廃業した牧場が手放した300頭以上の乳牛が売りに出された。この1年全国で800戸以上の酪農家が離農した。「シリーズ 食の“防衛線”」第2回は畜産・酪農。日本人はコメの消費を減らす一方で牛乳や肉、卵などの畜産物から多くのエネルギーを摂るようになった。それらを生産するため日本は家畜の餌を海外に依存してきたが、飼料穀物の価格が世界的に高騰し畜産・酪農はかつてない危機に直面している。
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