大阪市にある牛乳石鹸共進社が作る固形石鹸「カウブランド赤箱」。ことしで発売から98年で、パッケージは大きく変えずに販売してきた。売り上げは、1991年からの20年間で3割以下に減った。2015年、@cosmeで、ベスト洗顔料年間1位に選ばれたことで、売り上げが増え始めた。社内では当時、身体洗浄料という位置づけだったが、洗顔に使えるプチプラコスメとして、マーケティング方針を大転換したという。若い女性に向け、安くて品質のいいコスメとして打ち出した。京都でイベントを開催し、オリジナルグッズの販売などを行ったところ、来場者数は想定を大きく上回った。横浜などでもイベントを開催し、認知を拡大。SNSでも話題になり、品質の良さが若い世代に浸透していった。売り上げは、2024年には1991年を上回るまでに回復した。
