鈴木さんの経済視点は「Ammunition」。これは弾薬庫の意味。日本銀行に金融緩和の手段はない。万が一、株が暴落した時に0.1%の金利を下げるわけにはいかない。YCCには抵抗がある。現在、日本銀行には緩和の手段がない。為替に関しても同じよう。介入にはイエレン財務長官が抵抗を持っている。パウエル議長はドル高は「追い風でも逆風でもない」としたことから協調介入はない。鈴木さんは「とにかく今日本の経済政策はやることがなさすぎんじゃないかということを問題意識として持つ必要がある」と話した。棚瀬さんの経済視点は「結局米国次第」。日本の材料はいろいろある。日銀の金融政策、日本国債の金利の上昇、為替介入、NISA関連の外国株買い。ドル円相場は米国の金融政策でほぼ説明できる。米国が仮に利上げとなれば160円を抜けて上昇の可能性もある。米国がリセッションになって大幅利下げであれば150円割れということもある。棚瀬さんは「レンジを大きく抜けるとすれば、アメリカが大きく動いたところかなと思います」と話した。