米国大統領選挙まであと1カ月。共和党のトランプ前大統領が、7月に銃撃された現場で再び選挙集会を開催した。地元当局は5万人以上の支持者が集結したと発表し、トランプ氏の家族や支援者も大勢駆け付けるなど、陣営の結束を強くアピールする機会となった。集会ではトランプ氏の周囲に防弾ガラスが設置され、事件で中断した演説の再開を宣言すると会場は熱狂に包まれた。さらに実業家のイーロンマスク氏も初めて集会に駆け付け、トランプ氏への投票を呼び掛けた。トランプ氏の陣営は強いリーダー像を演出した上で、支持層の結束をはかり投票を促すことで、激戦州の勝利につなげたい考え。