就任直後からおよそ78兆円という巨額投資を獲得したトランプ大統領。トランプ氏はいわば最側近ともいえるイーロン・マスク氏の影響もありAIなど先端技術の開発に特に意欲を示している。大統領就任初日の20日にトランプ氏はバイデン前大統領が署名したAIのリスクに対処する大統領令を破棄したこととあわせ、AIの技術で存在感を示す中国に打ち勝つという姿勢を鮮明にした形。中国に対する追加関税について初めて10%と具体的に言及したが実はこの発言の直後に中国には25%だと異なる数字で言及している。関税を武器に交渉を迫るトランプ流の交渉術も垣間見えた形。米国では依然としてインフレに対する懸念に直面しているためトランプ氏は関税引き上げには慎重に対応するのではないかとする見方も出ている。