秋の米国大統領選挙に向けて民主党候補の座を確実にしたハリス副大統領が地方で遊説し、本格的な選挙戦をスタートさせた。ハリス氏は23日、地方遊説の最初の舞台として大統領選の勝敗を握る激戦州の1つ、ウィスコンシン州を選び「今後数週間は民主党内の結束を高めることに尽力する」と述べた。共和党のトランプ氏が、「億万長者や大企業の言いなりになっている」と批判したうえで自身はバイデン政権の経済政策を引き継ぐ形で中間層の強化を目指すと訴えて支持を呼びかけた。ロイター通信などによる最新の世論調査では誤差の範囲内ではあるものの、ハリス氏の支持率は44%でトランプ氏の42%よりも2ポイント上回り民主党支持者の91%がハリス氏を好意的に見ていると回答している。