ワシントン支局・高木優支局長が解説:トランプ人事が動きだしたが、トランプ前大統領は何を重視しているのか「1期目のとき、トランプ前大統領は周囲から勧められた人物を重要ポストに多く起用した結果、意見が対立して解任するといったことを繰り返した。その経験があるだけに、今回人を見る目が備わっているという点が大きく異なっているといえる。先月インタビューしたトランプ前大統領の側近で、かつて補佐官を務めたピーター・ナバロ氏は“トランプ氏は誰を信頼すればいいかよくわかるようになっている”と述べて、自分が本当に信頼できる人物以外は起用しないだろうとの見方を示している」。(中継)米国・ワシントン。ワシントン支局・高木優支局長が解説:首席補佐官に起用するワイルズ氏以外の注目する人事は?「国際情勢に大きな影響を与える国務長官や、安全保障担当の大統領補佐官などの重要ポスト。トランプ政権時に国家情報長官代行を務めたリチャードグレネル氏、トランプ政権時に駐日大使を務めたハガティ上院議員らの名前が挙がっている。グレネル氏はトランプ氏への忠誠心が強いことで知られるほか、ハガティ上院議員は親日派で今や日米関係において欠かせない人物。さらに一時、副大統領候補にも取り沙汰されたルビオ上院議員の名前も聞く。対中強硬派として知られるが、議会上院でも重要な役割を担っている。このほかオブライエン元国家安全保障担当補佐官の起用も取り沙汰され、トランプ前大統領の決断が注目される」。