日本花粉学会は去年12月にスギ・ヒノキの花粉飛散量の表示を30年ぶりに改定した。日本人の2人に1人が症状を訴える花粉症の経済損失は1日2200億円以上に上るとの試算もある。読売テレビのテラスには目の色で花粉の飛散量が分かるロボットが配置されている。ウェザーニューズによると今年は暖冬と去年の夏の猛暑が原因で、全国的に飛散の始まりが平年より速く、飛散量も平年並みか上回ると予想している。家でも花粉対策は重要で、玄関先で衣類を叩いたり粘着性のローラーを使うことで除去できる。家の中では洗濯物の取り込み時などに花粉が付着したカーテンや脱衣所も要注意。空気清浄機はエアコンの送風した風が当たる先に置くことにより、空気中の埃や花粉をキャッチすることができる。
スギの木から花粉を無くす取り組みも行われており、薬剤を散布することで花粉が飛ばなくなるという。試験場ではドローンで散布しており、スギの木1本あたりに必要な時間は1秒で効果は1年続くという。ヘリコプターで散布すると費用は1時間50万円以上かかる。林野庁は花粉が出ない品種に植え替える計画を進めており、花粉の量が100分の1になるという。小花粉スギは和歌山県内だけで17品種、2万本以上が植樹されている。さらに期待されている無花粉スギは、1992年に富山県の神社で発見され、現在は木材として使える品種を開発している。しかし林業が衰退した今、スギを全て植え替えるには700年かかるという。
スギの木から花粉を無くす取り組みも行われており、薬剤を散布することで花粉が飛ばなくなるという。試験場ではドローンで散布しており、スギの木1本あたりに必要な時間は1秒で効果は1年続くという。ヘリコプターで散布すると費用は1時間50万円以上かかる。林野庁は花粉が出ない品種に植え替える計画を進めており、花粉の量が100分の1になるという。小花粉スギは和歌山県内だけで17品種、2万本以上が植樹されている。さらに期待されている無花粉スギは、1992年に富山県の神社で発見され、現在は木材として使える品種を開発している。しかし林業が衰退した今、スギを全て植え替えるには700年かかるという。